数学教員の日常

数学教員の日常

今まで経験してきた学校でのできごとを書いていきます。

学校がブラック企業たる理由【部活動の闇】

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こんばんは!

多くの生徒が中学もしくは高校で部活動を経験します。私立高校であれば部活動が学校のPRに繋がります。実際に私の学校でもある部活に入部したいために入学をしてくる生徒もいます。今回は部活動を教員側から見た現実を書いていきたいと思います。

 

 

➀休みがない。

みなさんご存じの通り、本当に休みがありません。もちろん担当する部活や環境にもよります。例えば、一緒に顧問をしている先生が部活動に意欲的な方の場合、若手教員はなかなか意見が言えず、休みがありません。逆に、「今日は私が部活を見るから先生は休んでください」と言ってくださる先生もいます。ですので、一概には言えませんが、ほとんどの確率で休みがないと覚悟しておいた方が良いと思います。

 

 

➁顧問の希望が通らない。

これは「自分が希望する部活に空きがあるか」もしくは「希望する部活で何らかの実績を残したこと」があれば希望が通りますがそうでない場合は違う部活に配属されます。私自身も学生のころはバスケットボール部だったのですが、バスケ部の顧問になったことは一度もありません笑。あと、なぜか分かりませんが、若い先生は運動部を持たされ、年配の先生は文化部を持っていることが非常に多いです。なぜ給料を多くもらっている先生が休みの多い部活を任されるのか私は謎です、、、

 

 

③給料がほぼ出ない。

平日は何時間部活をしても0円で、休みの日も1000円ほどしか出ません笑(ガソリン代にしかなりませんね)。もちろんこれに関しても私立であれば学校にもよりますし、公立であれば自治体によって変わってきます。休みの日の部活ははっきり言って、無駄だと思います。生徒、教員、保護者、すべての人の負担になっています。それでも部活をやり続けるのは正直納得いきません。

 

 

 

教員に対して「子どものため」という魔法の言葉がありますが私はこの言葉があまり好きではありません。教員も人間ですし休みが必要です。部活を通して成長できたなどプラスの側面もありますが、それ以上のマイナスの側面が存在します。やはり部活の顧問はするか、しないかを選択性にすべきだと私は考えています。みなさんはどう考えていますか?ぜひみなさんのお考えも教えてください。それでは。